副業おすすめランキング一覧2018年3月号
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芸能人の副業をめぐる旅・そのテクニックの謎とは?その2

今回ご紹介するのも、副業している芸能人に学ぶがテーマです。

まず最初にご紹介する副業芸能人は、「世界の頂点に上り詰めた伝説の男」が副業としてやっているお店です。一体どなたのお店でしょうか?それは、輪島功一さん。ボクシングの元世界チャンピオンであり、世界タイトル6度の防衛と、2度のタイトル奪還に成功した、まさに伝説の男。国分寺駅から徒歩2分にそのお店「だんごの輪島」がありました。ボクシングを引退した後すぐに始め、もう38年にもなるそうですよ。

ところで、何故副業に「だんご屋」さんを選んだのか?輪島さんは「昔はお酒の商売をやる人がたくさんいて、副業としてお酒を出すお店を経営する人も多くいた。しかし、お酒の席ではどうしても酔っぱらったお客さんが、絡んでくることが多い。そんなとき、自分はボクサーとしての本能でお客さんを殴ってしまうだろうから、それが怖いのでお酒のお店ではなく、だんご屋さんを選んだ」とおっしゃってました。 みたらしだんごや磯辺だんごがおススメだそうですが、どれも驚くほど安いんです!甘すぎずさっぱりしていて、お酒のお供にしたくなるお味なんだとか。

そんな輪島さんのお店の儲けはなんと1日30万円ほど!ただし、人件費や家賃など全ての経費を抜いたいわゆる「身入り(純利益)」としての儲けは1日7万円ほどになるそうです。しかも、輪島さんが経営するだんご屋さんは、デパートなどの催事にも積極的に参加なさっているそうですので、それも含めるとななななんと月300万円ほどの純粋な利益にはなるそうで、年間計算すれば約3600万円の利益!!これはかなり儲かっていると言えるのではないでしょうか?

では、輪島さんがボクシングの現役時代には一体どれくらいほど稼いでいたのでしょう?気になりますよね。輪島さんいわく「1つの試合で勝つと、6000万円くらい賞金を稼いだ」ということですが、当時の6000万円ですので今の価値に換算すると、2億円以上にもなるのだそうです!旅人一同、それを聞いて悲鳴をあげていました。更に輪島さん、現在はお団子屋さんだけでなく、スポーツジムも経営なさっているんです。主にボクシングジムとしての経営ですが、女性に人気のボクササイズなども、早くから取り入れており、40歳~50歳代の女性の方が、健康づくりやダイエット目的でたくさん来られているそうです。だんご屋さんとスポーツジム、両方合わせるとかなり副業で儲けていらっしゃいますね。

次なる副業芸能人は、元巨人軍の人気選手で、プロ野球監督経験者でもあるデーブ大久保さんのお店です。デーブさんは勝負強い打撃を武器に、西武・巨人で活躍。さらに、2014年には楽天の監督に就任。現在はプロ野球の解説などで活動中です。そして2016年の3月、飲食店を出店しました。店の看板には、「おでん・つけめん・ラーメン・鉄板焼き」などさまざまなメニューが書かれており、一見節操のない感じがするお店なのですが、一体何屋さんなのでしょうか?

デーブさんの説明では、福岡の「ともちゃん」という名の屋台があって、デーブさんはそこに33年通ってるそうですが、その屋台がモデルとなっているとのこと。確かに屋台のような店内です。バーカウンターも5席設置されています。見るところで全然違う、まるで屋台村のような雰囲気のユニークなお店です。メニューは、デーブさんが現役時代に遠征に行ったときに訪れたお店や、通っていたお店のメニューを各店舗からレシピを教わったそうです。日頃から美味しいものを食べていそうなデーブさんが、その人柄と熱意で入手したそれぞれのお店の秘伝のレシピが満載のこちらのお店、美味しくないはずはありません。なんでも、「人様のレシピで運営するお店だから店の名前を「パクリ屋デーブ」にしようかと思ったなんておっしゃってますよ。

この戦略、はたして儲かっているのかどうか?デーブさんは、芸能活動として、野球解説のほかにバラエティ番組などにも出演していますし、各地に講演に行ったりもしています。1本の講演出演料はだいたい50万円~100万円ももらえるそうなのです。また、テレビ番組に出演するにあたってのギャラは1番組30万円~50万円の出演料だそうで、それを考えればお店だけの利益については「こんなに大変な思いをしてこれぐらいしか儲からないのか!」という額だそうです。お店の利益は200万円~300万円ほどと想像できますが、もちろんこの額は純利益ではありません。そこから家賃や人件費をねん出していくと、月50万円ほどの儲けになるということでした。ちなみにこちらは立地が良いので家賃は月約30万円ちょっとです。内装についても、最初500万円で予算を組んでもらっていたのが結局は650万円ほどもかかってしまったそうですよ。

そうなれば、やはり講演に行ったりテレビに出演したりするほうが断然儲けは上なんですよね。ですので、副業の方が儲かっているとは言えないということでしたが、なんでも隠さずにお話してくださるデーブさん。「もしお店を自分でもやりたいと思っている人がいて、その人の参考になれば」と、快く運営事情を話してくれました。このお店のおすすめは、赤身のヒレ肉。板橋にあるお店の、1日1組しか(お客を)とらないステーキ店屋さんのものを使用しています。他のお店から教えてもらったという秘伝のタレで食べることができます。

次のお店は、「嵐を呼ぶバンド」と呼ばれた伝説のビジュアル系バンド「LUNA SEA」のメンバーである、真矢さんが経営するお店です。90年代数々のヒットを飛ばし一世を風靡した伝説のバンド、LUNA SEA。真矢さんはドラム担当。その高い技術でカリスマとして崇拝されているんです。そんな真矢さんが7年前東京タワーにほど近い一等地に開いたのがこのラーメン屋さんなのです。

知り合い同士で、「何かお店でもやらない?」ということになり、ラーメン店をやってみることにした真矢さん。お店のコンセプトは「女性が一人でも気軽に入れるお店」だそうで、ラーメン店の一般的なイメージである「がっつり系」ではなく「あっさり系」のお店です。また、価格も非常にリーズナブルで、なんとラーメン1杯500円で食べられるんです。

真矢さんのラーメン店。はたして儲かっているのでしょうか?やはり副業よりも主な収入源はライブとのこと。一度解散したLUNA SEAですが、現在は復帰して1年に1回各地でライブを開催しているそうです。今では芸能活動と副業を両立させて生計を立てている真矢さんですが、LUNA SEA全盛期では一体いくらくらい稼いだのでしょう?こちらも額ははっきり公開してくれませんでしたが、超高額を叩きだしており、例えば寝ている時に夢で高級車に乗っている夢を見た翌日に、その車をキャッシュで買ってしまう、そんな生活をしていたようですよ。

今回ご紹介した副業はすべて飲食店ですが、皆さんおっしゃっているように、飲食店は意外と儲けが少ないようですね。ですので、芸能人の副業としての飲食店はほとんど趣味のようなもの。儲からなくても別にいいという感覚でやっている方がほとんどです。また、ほかにもいろいろと副業をしている方も多いですよね。