副業おすすめランキング一覧2018年3月号
ホーム > テレビで話題の副業 > 副業芸能人に本物凄腕女社長が物申す!

副業芸能人に本物凄腕女社長が物申す!

タレントとして活躍する傍ら、サイドビジネスにも精を出す副業芸能人たち。儲けている人は多額の儲けを楽しんでいます。そこで、今回はそんなタレントたちに物申したい!というある3人の女性が名乗りをあげました。その3人とは、過去に事件になったあの女社長たち。本物の凄腕女社長が辛口採点した話題をご紹介しましょう。

辛口採点を受けるのは、都内で4つの飲食店を経営、海外進出をもくろむはるな愛、子供服、パワーストーンで大成功するも、従業員の扱いに悩む千秋、今やカフェのオーナー・給料問題で悩むちはるの3人です。経験豊富な女性社長たちは、彼女たちにどんな言葉を贈るのでしょう?

3人の女社長ですが、名古屋でレストラングループを経営し、かつて食中毒問題で20億円の負債を抱えるも、見事復活。事件になった社長でもある、歩く100億円女社長こと吉川幸枝社長、そして「私が社長です」の広告で一躍有名になったアパホテル社長、元谷芙美子さん。2007年、京都市内にあるアパホテル2軒で耐震強度問題が浮上。営業停止を勧告され、マスコミから激しいバッシングを受けました。そして当時49軒あった店舗が一転、経営危機に追い込まれることに。あれから6年、なんとアパホテルはホテル数を約4倍にも増やし見事復活していたのです。

さて実業家でもあるタレントの千秋さん。彼女がこのアパの社長宅に潜入しましたよ。

既に玄関からものすごい広さ。アパ社長の玄関はなんと広さ30畳!そこには高価な装飾品が並びます。500万円ほどもする、有名な画家、藤井外喜雄先生の絵やその他もろもろ。玄関にある装飾品の総額だけでなんと2000万円!そして階段をあがると、大金持ちにふさわしい驚きのリビングが広がります。ご自慢の広さ100畳を誇る、開放的なリビング。その壁には特注の巨大ホームシアター、大きさなんと170インチ。さらに螺旋階段を抜け3階に上がると、広さ30畳のセカンドリビング。寝室の隣には社長専用の書斎。さらにお金もちのステータス、マイトレーニングルームや、東京タワーが一望できるジャグジー風呂までついているという凄さ。総面積はなんと500平米。3階建て8LDKという超大豪邸に、夫と息子夫婦の5人で暮らしているそうです。気になるこのお家の総額は・・・なななんと15億ほど!!もう桁が違いますよね。

今ではセレブ生活を満喫する元谷社長。しかし、耐震強度不足問題で経営危機にまで陥りながら、なぜここまで復活できたのでしょうか?2007年、京都市内にあるアパホテル2軒で耐震強度問題が発覚。そこで元谷社長が取った行動は「全店舗営業停止」という判断でした。お客様の信頼をいち早く取り戻すため、指摘された2店舗だけでなく、同じ設計師が関わった全店舗を営業停止にしたのです。その甲斐あってアパグループの現在の年商は550億円で、利益は100億円にもなるそうです。

さて、アパ社長と言えばなんといってもトレードマークはその帽子ですよね。妙高のアパホテルには、芙美子社長の帽子コレクションが展示され、更に自宅には帽子専用のクローゼットもあります。その数およそ250個!総額はなんと2000万円!さらに、宝石のコレクションもしている元谷社長。その宝石コレクションの総額はなんと総額2億円!地獄から這い上がったアパホテル元谷社長が、副業芸能人を一流経営者の目で辛口採点してくれました。

まず採点を受けるのは、2つのブランドをプロデュースする千秋さん。2004年に立ち上げた子供服ブランド、リボンキャスケット。安くて可愛いをコンセプトに、千秋さん自らがデザインは、独特の世界感が大人気!さらに最近では、インターネットでパワーストーンのアクセサリーショップを始め、ハートやリボンなどファッション的要素を取り入れ、これまた大人気。そしてその売り上げは1日200万円ほどある日もあるとか。

しかし、一見順調に見える千秋さんにも、相談したいお悩みがあるといいます。その悩みとは、「優秀じゃないスタッフをどう扱ったらいいですか?」という悩み。このお悩みに、元谷社長は、できの悪い子ほど、失礼ですけど可愛いですから、良いところを見つけてどんどん才能を伸ばしてあげれば良いと思いますとのこと。これに対し、なかなか良いところを見つけられないと悩む千秋さんに、吉川社長は、「能力のある人が嫌がる仕事もある。しかし能力の無い人は一生懸命時間かけてやれる人である。そこを私たちが見極めるべきです。」とアドバイス。千秋さんも納得したようですよ。

続いては90年代、マモー・ミモーで一躍大人気となったちはるさん。この度14歳年下の一般男性と再婚しました。そんなちはるさんが経営しているのが目黒区の住宅街に2004年にOPENしたおしゃれカフェ、チャムアパートメント。大きな倉庫を改築した解放感溢れる空間に、ちはるさんの独特な感性が光る店内で、人気のカフェです。自らも頻繁に店に立ち接客をこなしているちはるさんですが、現在ある悩みで頭を抱えていると言います。その悩みとは?「自分の給料はどうやってきめたらいいですか?」という悩み。

これに対し、吉川社長も元谷社長も、「私たち経営者は、経営がうまくいってないときは、一銭も取ってはいけない、その代わり利益があがったときには当然のこととしてたくさん取ればいい。」とアドバイス。ちはるさんにとっては予想外の答えだったようですが、それでもうんうんと頷きながら、アドバイスに聞き入っていました。

この場には、元力士の、花田虎上さんもおられました。現役引退後、ちゃんこダイニング若をはじめ6つの飲食店をプロデュース。最盛期は全国に36店舗を展開し、年商はなんと16億円!そして実は絶頂期に全ての経営権を譲渡していたんです。そんな花田さんの当時の月給は、一番良い時で数千万円にもなったそうです。

最後は、飲食店経営のはるな愛さん。六本木に鉄板焼きダイニング、そして三軒茶屋には本場大阪のお好み焼き店、おしゃれなバー、さらに2か月前には和食ダイニングをOPEN。現在都内で4店舗を経営し今や、やり手社長となったはるな愛さん。噂では年商1億円以上。人気のひみつは美容に気を使ったメニュー。社員6名、アルバイト30名を抱えるはるなさんには、ある野望を抱え大きな悩みがあるというのですが、その悩みとは「いずれは全国展開したいのですが、そのタイミングはいつが良いですか?」という壮大な悩みでした。

ここで、飲食経営の先輩でもある吉川社長が回答することに。

「結局飲食って言うのは難しい。広げれば広げるほど味の調整ができないし、地域性がある。その代わりちょっとした資本ですっと入れるんです。だから名古屋でも3万軒毎年できて3万軒潰れてる。だからチェーン展開って言ったら、フランチャイズしかないですよね。で、あなたがフランチャイジーするにはちょっとどうかなっていうことを、一度よく考えたらどうですか?」とアドバイス。

そしてフランチャイズと言えば花田虎上さん。全国展開されたちゃんこ店の裏事情を教えてくれましたよ。「僕は2店舗目くらいからフランチャイズやりたいと言われまして、その時にどうしようか迷って、フランチャイズさんと組んで30~36店舗。ただ僕のところはブームだったんですよね。ブームって言うのはだいたい6年か8年で終わるので、そこでどういう風な経営を持って行くか、上場するかM&A(合併・買収)して広げるか、僕の方はM&Aされる方に重点を置いていたのでそこで売却しました。」ということでした。

今回は、経営者のプロが副業芸能人たちに、本気のアドバイスをしてくれました。それぞれに思うところがあったと思いますが、大先輩の言葉は彼女たちの糧になったと思います。3人の副業芸能人が今後どのように事業を展開していくか、楽しみですよね。女社長の共通点は、「お金儲けのためにやる」のではなく常にお客様のことを考えた結果が成功につながったという点です。これは芸能人だけでなく、一般の方にも言えることでこれから起業してお金儲けをしようと思ったら、まずは他人への思いやりを形にすることが大切なのかもしれませんね。